ベチパーの根を蒸留する

3年育てたベチパーの根を雪の日に蒸留しました。

ベチパーはイネ科の植物で、その根がとても美しい香りを持っているのです。

占星術をする友人がやぎ座のような香り、と言っていました。


なるほど。

しっかり現実にいて、そして芳醇な、包み込まれていくような香りなのです。

人生の酸いも甘いも飲み込んで、どっしりと包容力があって親しみやすく、

それでいて華やかなマダムのような〜。


確かにやぎ座のイメージに似ている。

1月の今はそういえばやぎ座の季節でした。


しっかりした香りは蒸留を続けていても衰えず、これもびっくり。

葉や花は少し長く蒸留してしまった、と思ったら

その香りに雑味が入ってしまう感じがあるのに、

予定の時間、予定の量以上を蒸留してなお、ベチパーの根は

華やぎを失ってなくて、

これまた使えるって思ったのでした。

やってみようかしらん。


こういう時間をゆっくり持てるのが冬のいいところでもありますね。

(時として除雪で時間を全部使う事もありますが^^;)


今年の冬は寒さが厳しいのに

こんな時間があったり、

友人たちと遠くあっても繋がっていると思えたり。

それで、なんだかそんなに厳しいと思えないのです。

ありがたいことに。


ベチパーは、そんな温かさを感じる香りでもあるなぁ。


この蒸留器「純引き」で蒸留した蒸留水は「氣水」と呼ばれています。

今年の氣水始めは、とても上機嫌で出来ました。


ベチパーの法量力のある香りにしばし包まれませんか。

たまくさにいらした際には

「ベチパーの香りを試させて!」

って言ってくださいね。

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