そらが空に還る

さよなら 

ありがとう

そら


そらが、空に還りました。

昨日夏至の朝、急いで虹の橋を渡っていっちゃった。

道路に横たわったそらは

あたたかかった。

ほんとにまだあったかかった。


父が道路から抱きかかえて、そしてまた土に下ろした。


あたたかいうちに、神社の鳥居をくぐったとこにある畑の隅に。

朝一輪だけ咲いていたダマスクローズを一緒に。


そらと同じ年に引っ越ししてきたこのバラは、

8年目でやっと花をつけたんだった。

そらは、9歳になるはずだった。

たまくさの、接客係だった。

いらっしゃい、と顔を出して、なでて、とそばに寄っていた。


昨日なでたからだはもう土に還る準備をしている。

魂は空にむかっている。


父にとって母を亡くした虚無感を救ってくれた子だった。

起こして、って頼むと起こしに来てくれた。

でももう、朝、起こしに来ない。


残されたはる(先住猫)は、知っているよ、という顔をしている。

わたしはしばらく、途方に暮れる。

違う日常が始まります。


夏至の日にいっちゃうなんてね。

ひかりあふれる日に。

この日を選んだ、そらでかしたよ。

ありがとね。


一緒にいられて幸せだったー



この日は時々なきながら、のらくら作業。

お付き合いいただいた皆様もありがとうございました。

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