梅がいちりん、咲きました。

先生、植物学はうそですね

樹木もやはり笑ふもの

梅が一輪、咲きました。


「小学生」という題名の、堀口大学さんの詩。


匂い立つような最初のいちりんの梅の花と

その梅が咲くのを「笑ふ」とあどけなく表現した小学生の、

そえぞれの春がまあたらしくて、なんか胸がゆるむ。

これからそれぞれにひらいていく時間まで愛おしく思う。


この詩を中学生のときに知って(なんじゅうううねんも前にね)

春に、ふと思い出す。


岩手県紫波町の我が家の梅も咲く時期になった。

一輪咲いた、と思ったら次々に咲いている。

この平和な春の日差しの中で思う。

世界が新型コロナというひとつの事柄に意識をむけて

日々は安らかではないかもしれないけど、

安らかなこころもちでいたい。


可憐な梅の花はやがて実を結び、梅の実となり、

人々の薬のような食べ物になる。

あら、なんか人生のよう。

わたしも、日々を過ごして、やがてそうありたい、と願う。


(小声)

えーと、、、実は

「そうあっても」いいお年頃、なんだけども、、、、

外側の成長(は、とっくに終わったけど)と、内面の成長は比例しないもの。

ごめんねー。

(誰に謝ってるのかな~?)


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