見方次第で

クズは敵だった。

どこにでもはびこるし、木々を覆って、やっかいだ。

わたしのフィールドでも勢力を誇って密かに王国を築いていた。

    

つるでかごを編む友人が来てくれて、一緒にクズを採り、

そのクズで一緒にかごを編んだ。(5月11日ブログ参照で)

かごはけっこういい感じに出来て、素材としてのクズも悪くないなぁと思った。

毎年こうやってクズのかごを編むのもいいなと思ったし、

そういえば、クズの花は二日酔いや悪酔いに良いのも思い出した。

クズの新芽は黒髪にもいいらしい。

         

と、いいことずくめが増してくると、一瞬にして、クズは敵じゃなくなった。

全く現金だけど。

あのにっくきクズ王国を攻め滅ぼしたいと思っていたのに、

いかにいい感じで協定を結んで楽しく共存できるかに、

あっさり、ほんとにあっさりと戦略(想い)が変る。

  

こうやっていきなり和睦が(一方的に?)成立すると、

ふと笹の事を思い出す。

家の裏の笹やぶを、もうどうにもこうにも目の上のたんこぶにして、

やっきになってほぼ全部刈った。

すっきりしたけど、ちょっとだけ、なんだか引っかかるものがあったのだ。

笹の葉のお茶は浄化作用がある。

というのを、忘れていた。

あああーーーーーーーーーー

こういう内容のお茶、めっちゃ好きやねん。


ちいさい笹の小山を残しておくんだった、という気持ちが浮上してきたけど

アフター・ザ・フェスティバル。

ばかばか。

覆水は盆に返んないだよ。

またゆっくり待つしかないなり。(枯れたわけではないので)


さっさと片してしまいたい、という思いが先だってしまったなー

勢いって物事を進めるのには大事な要素でもあるけど、

その反面、わたしの場合は、うっかり大切な事をとりこぼしてしまたったり

なにか心に引っかかる事があっでも、無視してしまう。

敵、と決めちゃうと、なんも入って来ないしなー

もっと柔らかくみようよ、と自分を省みる。


ひとやすみ、ひとやすみ、しながら。

が、いいかな。

と、思ったんである。思いのほか、せっかちなわたし。

一休さんをみならえーーーー

        

        

さて、ひとやすみ後は

我が家から離れたとこ、通称「上(かみ)の畑」と呼んでいる場所へ。

ハーブを植えるための畝づくり。


そして、ここにあったわ。

笹。

サプライズー!

(てか、いつものように忘れてだけだけど、、)

         

心のつっかえが取れて、
またまた現金に、晴れやかな気持ちで作業できたのだった。




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